10月に入り、下記の入学当初に書いたレビューブログにたくさんアクセスいただいてびっくりしています。そろそろ来年度の入学を検討される時期だからかもしれませんね。
下記のレビューは入学後のトラブルシューティングみたいなものだったので、ご期待に沿わない内容であったなら申し訳ないです。
でもせっかくなので、このページは未来のクラスメイトになっていただけるみなさん、またはどうしようか迷っている方々にも読んでいただける記事にしていきたいと思います。長文ですが最後までどうぞよろしくお願いします。

はじめましての方、はじめまして。京都芸術大学イラストコース通信課程の学生です。いつもは課題の考察とかしています。
画力は上がったか?
最初にぶっちゃけます。まだ画力はそんな上がってない──完成まで描ききれていない作品が溜まる一方です。これは単に、私の時間管理が下手だからです(後述)。
まずは私の画力を検証──BEFORE
イラストはまったくのゼロからスタートしました。学歴ゼロ経験ゼロ。2020年にYoutubeを見ながら描いたのが初めてで、(どのくらい当時ゼロ値だったかという画力の詳細は下記の記事で確認を!)二次創作というものもその頃に知りました。


はじめたばかりの頃って、のびしろしかないので1日1日の上達が速く感じ、モチベーションがずっと続く状態が新鮮でした。お絵描きVtuberさんたちの説明がうまくて、リアルタイムでYoutubeのお絵描きイベントに参加したり、あと、初めて単行本を買った『鬼滅の刃』が大好きで(イラストを志すきっかけの漫画/アニメ作品です!)ファンアートを描いて同じファンの方々とTwitterで交流するのが楽しくて仕方ありませんでした☺️


イラスト最速上達法をやってみるつもりで毎日その日の成果を記録していました(下記、pixiv参照)


イラスト初年度の総決算!と言えるイラスト作品がこちら。


実は、はじめ煉獄さんの横顔を描いていたら目の位置が少しずれていたせいで炭治郎に見えた(下の図:テイク1)からそのまま描いたと言う副産物。自分ではなぜ炭治郎に見えるのか理由が解明できず、それもTwitterで教えてもらい、目の位置を修正して煉獄さんが誕生しました。もちろん、どちらも着彩まで仕上げてます!→WORKS






画力が上がったか?の検証──AFTER
では、そろそろAFTERを検証しましょう。大学の課題で描いたものを並べます。


















夏期講習のタイミングで、イラストをはじめてちょうど1年という記念だったので、ビフォーアフター並べてます。画面内の情報量が格段に増えたことや遠近感(パース)をとる意識が少し芽生え始めました。
入学してみてよかったか?
画力の向上という点では期待と少し異なりますが、入学してよかったことはいくつかあります。
- 本物のプロイラストレーターが目の前(画面越し)にいて感激
- 講師ラジオという生徒限定のメディアで先生が最先端の情報を教えてくれる
- 添削してもらえる(ただし先生は選べません!)
- 志を同じくする仲間がいる&そこからもじゃんじゃんイラスト情報が来る
実は私、きちんとした美術の教育を受けたことがなく、グラフィック(*1)も独学とOJT(現場で即戦力になるための特訓)でした。イラストも独学かと思っていたのですが、BEFOREの最後にある通り、厚塗りをしている途中にどうしたらよいのか途方に暮れ、Youtubeでも質問できず、やっぱり絵を描くにはそういう場所が必要か〜と考えました。
講師陣(プロのイラストレーターの先生方)とのつながり
いまのところ(2021年10月現在)授業の動画以外では、講師の方々が生徒向けの「講師ラジオ」という番組をはじめてくださっています。生放送で、直接、プロの先生方に聞きたいことを聞けるのはすっごい画期的だな〜と思います!
聞きたいことはそれこそ、山のようにあるんですけど、緊張してまだ1回も質問できていません。
でもリアルタイムで先生と繋がってるって、なんかイイですよ〜。
吉田誠治先生の添削ライブやlack先生の雑談配信、米山先生の残りの5割──などのYoutubeも時々拝聴していますが、やっぱり、先生のおしゃべりを聞くってのは、著書や編集された動画を見る時とまったくことなった感動があるんですねー。
講師ラジオはその場ですぐ役に立ちそうな情報とか知りたかったことが満載です。
自分ひとりでイラストを練習していた時は、まず自力で得られる情報の少なさがネックでした。まずキーワード検索するにも、イラストの専門用語がわからなかったからです。例えば、「アタリ」や「厚塗り」という言葉すら知りませんでした。
講評会&添削
私は残念ながら全然課題が進んでいないので、あまり講評会の実態を知らないんですよね──ごめんなさい。いまのところ4科目分しか講評会をみていないのですが、講師やその課題内容によって全然講評会のスタイルは異なる印象でした。一人あたりの講評に時間を費やしてくださる講師もいれば、すごい数の作品レビューが出てきたり。
※ただし、自分の作品が講評会に出ることはなかったです。他の生徒さんの作品も、Twitterで見せてもらう以外の手段はいまのところありません。(2021年10月時点)クラスメイトのみなさんの作品をみるとなにがいいかって、知らなかった表現方法と出会ったり、技術的なことを教わったり、自分に足りない画面の密度、線の丁寧さ、下描きの工程など、他の方々の課題をみて気づいたり、「今度は私も工夫して頑張ってみよー」みたいなやる気にさせてくれます。
先生の添削は・・・、実は私の場合、4作品中2作品が誤評(別のひとの作品と入れ替わっている)だったので、先生の評価コメントが本当に自分の作品のことを言っているかわからなくなってコンシェルジュさんに質問しまくりで、ちょっと気が削がれました。


クラスメイト
クラスメイトについては、リアルタイムで交流できる機会が少ないのでなかなか仲良し度を上げるのはむずかしいです。いつ返信してもいいのはオンラインの良いところでもありますが。言葉選びは気を使いますが、日々いろんなクラスメイトさんたちと交流するのは刺激がいっぱいで楽しいです。Discordではじめて声を使った時はすごい緊張しました。
クラスメイトからBlenderというソフトの存在を聞き、そのおかげで新しい表現方法を修得できました↓


今はまだ全員が1年生ですが、ここから先は各自の進み具合で卒業年次は変わってくるので、きっとDiscordやTwitterの入れ替わりがあるんでしょうね。私はずーっと1年生かもしれません(笑)
社会人KUA学生の24時間
Youtubeでおなじみのプロイラストレーターの先生方にインタビューする企画の書籍化「明日から絵描きで生きたい僕が身につけるべきは画力ではなく××力だった」という本で、先生方のインタビューがすごく参考になったので、この本に倣って、私のタイムテーブルも出してみました。


平日が基本(平均3時間/日)
土日は寝溜め&家族サービスなので、基本は平日に履修や課題制作をやってます。9月はBlenderの強化月間だったので例外的に土日をBlenderに充てていました。
シゴトは日によって8時間で終わらないことが多いです。プレゼンや入稿前はイラストに充ててる時間が全部つぶれちゃう。独立して通勤時間がなくなったものの、コロナ禍で家族も自宅にいるのでお昼ごはんなどの家事が増えました。
シゴトの合間にメイキング動画を見たりDiscordやTwitterでクラスメイトの様子をうかがったり、次に描く絵の資料を集めたりして癒されてます。
運動したい!
まず大前提として「最短で卒業したいけど、無理はしない」
私は3年次編入学なので最短2年(卒業要件は62単位)で卒業ということなのですが、大学の公式ガイドでは、
やはり「できるだけ早く卒業したい」という方が多いですが、「最短在籍年数にプラス1年」で計画している方が多い印象です。特に3年次編入学生は最短年数2年で卒業する場合、卒業研究・制作と各科目の履修を並行しなければなりませんので少しハードになります。最短在籍年数プラス1年だと、比較的じっくり学べるかと思います。
京都芸術大学学習ガイド「履修計画立て方」より
とのことなので、私も卒業まで3年はかかるだろう、という腹づもりでおります。
(今のペースだと3年でも厳しいかもしれない。)
もちろん「お金」との兼ね合いです。
履修に必要な時間の目安
・1単位の科目=45時間(1日90分×30日)
・2単位の科目=90時間(1日90分×60日)
と言われているのですが、イラスト初心者の私にとって、特に課題はこの時間配分だけでは足りない印象です。キチンと集計とってたわけではないのですが、夏期の課題でもっともボリュームのあった科目は、初めての全身絵ということもあって、徹夜含めて60時間以上かかっています。(それでも1単位分。)
もともとイラストに慣れている方、デジタル環境に慣れている方は目安時間よりもっと速いケースもあるかもしれません。実際、私の場合は、Adobe Illustrator(以下「イラレ」)は何年もシゴトでフルに使っているので、イラレの課題は1時間もかかってないと思います。
といった具合に、課題の難易度や慣れの違いが大きいです。
上半期の時間の使い方をふりかえる
春期(4〜6月)夏期(7〜9月)どちらも2科目ずつしか課題提出できませんでした。
履修科目は大きく分けて4種類の形態があり、そのうち「WS(ワークショップ)」と呼ばれる科目は必須科目の半分以上の数が用意されていますが、受講できる季節が決まっています。例えば、春期の科目は課題の再提出をしたくても秋まで待たなければなりません。ということは、夏や冬にまとめて履修する、というわけにもいきません。
さらに期の中でも受講できる期間が決まっています。例えば、夏期のWSは、7月1日から受講開始→8月28日までに課題提出をしなければなりません。1単位分のWSは目安として合計45時間(1日90分だとして1ヶ月)で終わるカリキュラム設定ということなのですが、私のようなタイムスケジュールだとギリギリです。これからは計画的にいきたいです。
私の夏は、今思い返せば無計画でした。これ(↓)は7月上旬にTwitterにあげていた絵日記です。


当然、7月の大事な2週間をつぶせば夏期の課題は大コケします。当初は、夏期のワークショップは4科目分の課題提出するつもりでいたのですが、実際はその半分でした。2科目は提出期間前に完成。ところが、3つ目の課題は仕上げ段階まで進めたものの最後までシックリこなくて提出を断念し、4つ目はレポート課題でしたが、教科書と参考文献を読み終わるところでタイムアップでした。
家族の協力もあって、家事の負担を減らしてもらったものの、残念でした〜。
作業環境、スペックやお金のこと
イラストレーションコースを受講するのに必要な作業環境的なこと。大学の説明会や資料にも載ってると思うので詳細は省きます。教科書や資料代(無料で閲覧できるものもある)、郵送しかできない課題の送料、鉛筆などの画材は想定していなかったので、次から余裕を持たせたいと思います。
この1年間に支払ったお金の概算
- 学費:37万円
- 書籍代:5万円(教科書、画集、美術解剖学の資料など)
- 画材:1万円未満(クロッキー帳数冊、鉛筆、コンテ、筆ペン、クリップなど)
- ソフト:4万円(Adobe CC学割、iPadの描画系アプリ、3Dデッサンアプリなど)
- Macbook Pro:下取りあり2?万円
- Blenderのクラス:非公開(これは大学と関係ありません)
- デッサン人形「合成人間」:送料込み9,050円
iPad、板タブ、クリスタは手持ちので、Blenderは無料ソフトです。


iPad、液タブ、板タブ
最近はiPadでもイラレが使えるので便利です。イラレの課題データもiPadで問題なく編集できました。ただ、UIもパソコン版とだいぶ違う&ショートカットキーに慣れちゃっているのと、AdobeFonts以外のフォントが同期できない(たぶん)ので、基本はパソコンでやっていこうと思ってます。
じゃあiPadの良さってなにか?──私は板タブしか持っていなかったので液タブの恩恵を受けるにはiPadが必要でした。iPadで描くまでは知らなかったのですが、直接目で手先(ペン先)を見ながら絵を描くって手と頭が直接繋がってる感じがしてすごくイイです。逆に、板タブはちょっと理屈っぽいというか、十何年も使っているので手が慣れているとはいえ、置きたい場所にスムーズにストロークを置くってことがなかなか難しくて、つい頭で「あと何ミリ左だわ」「ああちょっとカーブが小さいわ」みたいな計算が必要になってくる気がしています。ペン先が邪魔にならないという利点は大きいですけれども。
Clip Studio Paint
クリスタを習得する課題もあるので他のソフトで代用はできません。iPad版はサブスクなので、買い切りの方だけで使っています。2年目以降は確かEX版でないとできない課題があったと思いますので、そのタイミングで買い替えます。
パソコンのスペック
私はもともと仕事で重いデータの作業をしているのですが、最近は3DCGのBlenderも使っていて、アニメーションも少し作るので、パソコンのスペックはMacbook Proの「M1 Pro」。とはいえ、Macbook Proの中で一番安いスペックで十分!と個人的に思っています。使用感は、前のMacbook Proと比べて静かで熱くならない点が満足しています。
焦る時ほど回り道をする。その結果──
新年があけて3週間になるところなのですが(この記事を最初に書いた時から3ヶ月経過)
実をいうと、秋は、春夏以上に課題に取り組む時間が取れませんでした。
ひとつは、課題以外の創作に夢中になりすぎてしまったこと。Blenderによる3DCGもそのひとつですが、それよりももっとこじらせたのは「クロッキー(ジェスチャードローイング)」と「美術史(*2)」と「レイアウト・構図」です。ふくろう先生の他にも海外やいろんなところでマスターコピーしたいお手本が溢れて、鉛筆からコンテへ画材を変えたり、美術史で出会ってしまったキュビズム?やオルフィスム?やピュリズム?にハマり、しばらく抽象画を描いては、Visionという参考書をひたすらなぞったり、あれもーこれもーとやっていくうちに収拾がつかなくなりました。



そうですね。もう、大学がせっかく「体系的に」組んでくれたカリキュラムをガン無視しているわけです。
また、オフラインでそういう作業をしているとネットに繋がらなくなるので、しばらくSNSに触れないでいると、クラスメイトさんたちの会話(※あくまでSNS上での)についていけなかったり、講師ラジオや大学からのお知らせもタイミングをずっと逃したままでいると、例えば、自分が参加したかった『企画展』や『勉強会』のような数少ないイベントの機会を逃したことを後から知ることとなり、しばらくがっかりな気持ちに引っ張られて手が進まなくなることもあります。
独学の時期は情報が少なすぎることがネックだったのですが、今となっては情報の多さがかえってネックになっているのかもしれません。皮肉というか、贅沢なことですね😳
課題ができなかったからと落ち込んでも仕方ないですし、体調がすぐれないならまずは回復が最優先です。ちょうど年末年始でいいタイミングだったので、さらに回り道をすることにしました。
左利きのコンプレックス、右の脳で描くということ
年末年始に家族と離れて一人になる時間があったので、絵の練習方法を変えてみることにしました。
iPadの項目でも少し触れていますが、私はiPadを買うまでずっと板タブでイラストの練習していたので、KUAに入学してから本物の鉛筆やApplePencilなどのペン先に意識と目を向けながら“直接描く”というアクションを起こすと、なんだかすごくスッキリ(?)というか、ストンとする気持ちになることに気がつきました。これが液タブの恩恵か!!と。ふくろうせんせいいわく、手慣らしで1日のはじまりにストロークをぐちゃぐちゃに描く画家もいるらしいのですが、なるほど、手で描くって、気持ち良い運動ですね!
そうならば、なぜもっと早くそうしなかったのか?
私は左利きなので、(iPadでも)紙がいつも45度斜めになるし、自分の手が邪魔で見えなかったり、手の側面が真っ黒になるから、子供の頃から手で書くことがあまり好きではありませんでした。指のちからの入れ方に問題があるのか、左手のペンダコもずっと恥ずかしかったです。
それらはどうしたって治せないから仕方ない、くらいにしか思っていたのですが、年末に出会った、
- 「脳の右側で描け」
ベティ・エドワーズ(著), 野中邦子(翻訳) 河出書房新社 - 「1万人の脳を見た名医が教える すごい左利き 「選ばれた才能」を120%活かす方法」
加藤俊徳(著) ダイヤモンド社
という本のおかげで、ちょと見方が変わりました。
紙を斜めにしないと書けない(=手首を曲げて書く)のは、私の身体的な問題ではなく脳の働きによるものだそうです。他にも、私自身が意識したこともなかった左利きのコンプレックスは多岐に渡り、歴史的にも古くからあるようで、そうした全ての「左利きの身に染みている偏見」は、左利きの立派な個性なので、自分だけの落ち度じゃないとわかったら急に嬉しくなりました。
まさか「脳の右側で描け」という本で、左利きがここまで肯定されて励ましてもらえるとは思わなかったのですが、それはそうとこの本はデッサンの基礎を教えてくれていまして。デッサン・・・一度やったことがありますが、不細工な自画像を描いて大挫折を味わって以来、縁がありませんでした。
イラストを上達する上で、短期的にはデッサンは必要ないという説があるのは知っています。
KUAのイラストレーションコースにもデッサンは必須科目にありません。
でも「直接描く」時に私が感じていることを、この本の中ではRモード(右脳モード)とか、非言語的、直観的、あるいはゾーンに入るという言い方をしていました。非言語的なことを言語で説明してくれるのだから教育者ってすごいですね。
そのピッタリな説明で、ちょっとデッサンを描いてみたくなりました。
みなさんもイラストを描いていてゾーンに入る時って体感したことありますか?──ありそうですよね。夢中になれている証拠だと思います。私、それがここ数ヶ月間は、ずっとなかったことに気がつきました。課題が難しい、量が多い、時間がない、寝不足や体調不良、仕事で左脳が働きすぎ、といった要素もあると思うのですが、一番は、私自身がイラストを学ぼうと強く考えすぎていたからじゃないかな?と、ここ数週間、振り返って気がついたことでした。
例えばこのブログひとつにしても、論理的に、分析的に、言語化して、直線的に、デジタルでまとめないと形にならないのでここでいう「Lモード(左脳モード)」でないと書けません。それは、直観的に非言語的な想像的で全体論的なイラストを描こうとしている姿勢と真逆な行動かもしれない、と。
とはいえこの3ヶ月近く、イラストに関するアップデートを何もしていなかったのですが、この回り道のおかげで、このブログも少しは更新しようという気持ちに戻れたのでよかったかもしれません。



デッサンの進捗はKUAの内容と外れているので別の機会にいたします。
最後に
長々と綴って参りましたが、いかがでしたでしょうか?
学生の本分は、
体系的な(年次ごとに決まったプログラム)に則って課題をこなし+自発的に描きたい衝動でイラストを描く。
それは、お金だけでなく時間も体力もすーごく大事になってきます。そんなことはわかっているのに、私は随分と学校から離席してしまいました。ただ、入学してカリキュラムを与えられて、「体系的に(絵を)学ぶ」ってどういうことなのか少しは肌で感じることができました。私は大学外の回り道でやりたい放題やってしまっていて、ちっとも履修が進んでいないのですが、最終的にやろうとしていることは通じてるんじゃないかなーと思ったります。


この3ヶ月クラスメイトさんたちと全然交流してないので、みなさんが2年次への進学をどうするのかわからないのですが、私自身は一年休学という形をとって、体力をつけてから戻ってこようかな〜と思っています。
3ヶ月の間に随分な方向転換ですが、こういうのは考えてもしょうがないかなと。
例えば、水彩絵の具でぶわーっと色を混ぜた時って、なんともいえないワクワク感がありませんか?
たぶん八虎が、青い渋谷の絵(*3)を描いた時みたいなかんじです。
(*3: たびたび参照させていただきます!『ブルーピリオド』より)
©︎山口つばさ・講談社/ブルーピリオド製作委員会



余談ですが、私の紙空勇気(カミカラユウキ)というPN、このブルーピリオドからヒントをもらってます!
それがたまたま私の場合は学校の履修じゃないところで起きてしまったので、それこそ若い頃は得意だった寝食を犠牲にするやり方でも、さすがに両立するのは限界でした。でも、もちろん、八虎がこの先も学んでいくことがあるように、私にも大学にいてやりたいことが、見つかるかもしれないって思ったら、なんだか楽しくなってきます。
2022/01/23追加:山田五郎さんがYoutubeで『ブルーピリオド』の解説をお話しされてたのをみたのですが、そこで「日本の美術教育ってさ、絵描いたりしてるだけじゃない…それどうなの?」「教える側もプレイヤー(描き手)じゃん」って問題定義されていました。「美術史(知識)」「観る力」「ビジネス力」っていうことが少ないというお話、「(写実力が評価されない近代以降になってから)ややこしいのに感覚的なことを教えるのって(先生によってまちまちになっちゃうので)難しいよ」みたいなお話です。(ゴッホの2年は衝撃ですね。)
そんな中で、主人公の八虎がどうやって成長していってるのか?それがこの漫画の読みどころです!!!
そもそも、こういう発見こそ、学校に出会ってなければ現実に起きていないかもしれません。
私は1年間、大学を休学しますが、その間にできる課題や練習は続けていきます。
今日は載せられなかった他の作品も、このブログで出していきたいと思っていますので、
今後とも当ブログをよろしくお願いします〜〜〜。
入学検討中の方へ
私は3月末ギリギリの願書提出で最初のガイダンスに間に合わず、スタートが遅れました。春期は思ったよりも短いので課題をこなすことを考えたらスタート遅れるのはもったいないです。つまり、ギリギリまで悩んでもなんとかなるものなのですが、みなさんはそんな危ない橋を渡らぬようくれぐれもご注意くださいね。
そんな失敗談をまとめているので、ぜひ読んでくださーい→「学生レビュー第1弾:入学準備編」
ではまたちかいうちに!